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次はこだわり過ぎデザインの三工舎掛時計!

■うずりん堂ショップ 入口■
梅雨に入りましたね。
ただでさえお天気の少ない北陸の山間部です。
雨が多いとうっとうしいです。

加賀店のほうは、まったく静かです103.png
でも、地元のお客さんが修理の依頼に来られたり、
近所のお方が時計を買いに来られたり、
いちおうお店のはたらきはしています・・・105.png

ネット店のほうは、目覚ましを扱うようになって、
次々に商品が増えていくのでにぎやかになりました。
おかげで少しずつビジターも増えているようですし、
時計も少し売れ始めました。

さて、目覚ましが続いたところで、近々次の掛時計をアップしたいと思っています。
もう機械は調整台のうえで絶好調で動いています。
で、ケースのほうですが、こんなのです。
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ちょっと珍しいですよね。
五角形?
凝ってますよね。
両側面が折れ曲がって、そこに小さな窓があります。
教会のステンドグラス窓のような上のとがった形です。
で、振り子室の窓だって、すごいです。
ここに分厚い面取りガラスが入ります。
普通に四角いガラスなら、あっという間に作れますが、
このややこしい形にカットして、しかも幅広の面取りをしているのです。
そんでもって、この扉の板は一枚無垢板なんです。
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裏から見るとこうなんですが、表の木目そのままが裏にも見えます。
普通この手のものだと、突き板(つきいた)といって、木目のきれいな板を1ミリ以下に薄くスライスしたものを貼り付けているんです。
なので、時間がたつと端っこから剥がれてきたりします。
でもこの時計は違います。
分厚い無垢の板そのものです。
木材は栃のような感じですが、詳しくは分かりません。
ガラスを入れると、ここへ押さえの板をはめ込むので、この板の裏は隠れてしまいます。

もう一つ私がすごいと思うのは。
3枚目の写真を見てください。
下部の飾りですが、断面がS字になっています。
これもめんどうな工作だろうと思います。
でもこの意匠のために、とても優雅で豪華な雰囲気をかもし出していると思います。

この写真でも艶のあるきれいな肌になっていますが、
この上にさらに、蜜蝋ワックスをわずかにのせて磨き上げます。
もう、それはそれは美しい時計さんになるはずです113.png

おっと言いわすれましたが、メーカーは三工舎です。
機械の地板に三工舎のマークが刻印されています。
(この機械もちょっと変わっているのですが、今はやめておきましょう。)
文字板はS.Mizuです。
S.Mizuについては良く分かりませんが、三工舎の時計によく使われているようです。

さて、もうしばらくお待ちください。
こだわりの美しい古時計さんの登場です!
■うずりん堂ショップ 入口■
by uzurindou | 2019-06-14 17:00 | ショップ | Comments(0)
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