次はこだわり過ぎデザインの三工舎掛時計!
■うずりん堂ショップ 入口■
梅雨に入りましたね。 ただでさえお天気の少ない北陸の山間部です。 雨が多いとうっとうしいです。 加賀店のほうは、まったく静かです でも、地元のお客さんが修理の依頼に来られたり、 近所のお方が時計を買いに来られたり、 いちおうお店のはたらきはしています・・・ ネット店のほうは、目覚ましを扱うようになって、 次々に商品が増えていくのでにぎやかになりました。 おかげで少しずつビジターも増えているようですし、 時計も少し売れ始めました。 さて、目覚ましが続いたところで、近々次の掛時計をアップしたいと思っています。 もう機械は調整台のうえで絶好調で動いています。 で、ケースのほうですが、こんなのです。 五角形? 凝ってますよね。 両側面が折れ曲がって、そこに小さな窓があります。 教会のステンドグラス窓のような上のとがった形です。 で、振り子室の窓だって、すごいです。 ここに分厚い面取りガラスが入ります。 普通に四角いガラスなら、あっという間に作れますが、 このややこしい形にカットして、しかも幅広の面取りをしているのです。 そんでもって、この扉の板は一枚無垢板なんです。 普通この手のものだと、突き板(つきいた)といって、木目のきれいな板を1ミリ以下に薄くスライスしたものを貼り付けているんです。 なので、時間がたつと端っこから剥がれてきたりします。 でもこの時計は違います。 分厚い無垢の板そのものです。 木材は栃のような感じですが、詳しくは分かりません。 ガラスを入れると、ここへ押さえの板をはめ込むので、この板の裏は隠れてしまいます。 もう一つ私がすごいと思うのは。 3枚目の写真を見てください。 下部の飾りですが、断面がS字になっています。 これもめんどうな工作だろうと思います。 でもこの意匠のために、とても優雅で豪華な雰囲気をかもし出していると思います。 この写真でも艶のあるきれいな肌になっていますが、 この上にさらに、蜜蝋ワックスをわずかにのせて磨き上げます。 もう、それはそれは美しい時計さんになるはずです おっと言いわすれましたが、メーカーは三工舎です。 機械の地板に三工舎のマークが刻印されています。 (この機械もちょっと変わっているのですが、今はやめておきましょう。) 文字板はS.Mizuです。 S.Mizuについては良く分かりませんが、三工舎の時計によく使われているようです。 さて、もうしばらくお待ちください。 こだわりの美しい古時計さんの登場です! ■うずりん堂ショップ 入口■
by uzurindou
| 2019-06-14 17:00
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